M&A成功事例③ お互いにとってメリットのあるWin-Winの事業譲渡

M&A事例紹介

M&A成功事例③
お互いにとってメリットのあるWin-Winの事業譲渡

取引概要

M&Aスキーム: 新設分割による一部事業のカーブアウト + 株式譲渡

F社による企業内バックオフィス機能(f事業)のG社へのカーブアウトによる譲渡

F社は、自社内にバックオフィスの機能をf事業として集約化させ、シェアドサービスの形態で運営していたが、自社でバックオフィス機能を持ち続けるよりも、外部に切り出すことによる経営の効率化を企図していた。
買手候補として選ばれたG社は、オフィス運営の受託サービスを営む会社であり、譲渡対象であるf事業を取得することにより、F社との取引関係強化および売上拡大を目的として買収検討を行った。

F社は、本件が一部事業の切り出しであるため、スキーム検討の際はカーブアウトに詳しいM&Aアドバイザーを起用し、綿密な論点整理と売却準備を進めた。

事業譲渡のスキーム決定と契約交渉に時間が掛かったものの、F社およびG社の望む形で取引成立に至った。

良いポイント

  • カーブアウト案件で複雑な論点を含むディールであったが、F社は会計・税務・会社法の知識が豊富なアドバイザーを活用することにより、適切なスキームを選択することができた
  • F社は本件ディールによりノンコアの事業を外部へ切り出すことができ、かつ切り出した事業のプロフェッショナルで信頼できる相手に譲渡ができた
  • また、G社としても狙っていた効果を本件で得ることができたため、両社はWin-Winの状態で取引を完了することができた
  • 当初の譲渡候補先は複数社いたものの、DDの段階からG社1社を交渉相手として選び、F社とG社は時間を掛けて十分な協議が可能となった

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